水辺のレストルーム / Waterside rest room

提案 / Proposal

橋には昼も夜も多くの多様な人が訪れる。

そこには、どの時間帯でも楽しめて、思わず待ち合せ場所にしたくなるようなトイレが必要なのではないでしょうか。光学ブロックを積層させる建物形状は、昼と夜の顔を持つ戎橋との調和を生み出します。

< 昼の顔>

昼間は自然光をたくさん内部に取り込み、明るい清潔感のあるトイレでありながら、人が内部で動くと、外部ではそのシルエットの泳ぎ、それはまるで水面にいる魚のような景観を生み出します。

< 夜の顔>

夜にはそのガラスの建物全面から光が外部に漏れ、周囲の看板照明が立ち並ぶ風景の一部になり、昼間とは全く違った表情を見せます。

歴史と文化を持つ道頓堀で、川への繋がりを感じさせつつ新しい文化にも溶け込む公衆トイレ。

記憶に残る長期的な時間と、1日の中の瞬間的な時間。

どの時間軸にもアプローチできる公衆トイレであり、

多種多様な文化入り混じる場所。

道頓堀のトイレに行こう。

共同設計:長田尚文

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